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にいがたJIMAN

2018.09.20Thu

[関連公演]ままごと「ツアー」

tour

ラップや韻を踏んだ言葉を取り入れ、演劇の可能性を拡張し続ける岸田戯曲賞作家の柴幸男が率いる劇団・ままごとの公演を芸術祭関連企画として行った。
メイン会場屋外広場の広大な空間に登場するのは、3人の俳優と1台の車のみ。短い単語が連なる印象的なモノローグから始まり、俳優の演じるカーナビによって目的地へと車を走らせていく物語は、人と人との出会いや対話を通じて、喜び・悲しみなどの様々な感情を抱きながら人生を生きる=旅を送る私たちに、普遍的なメッセージを投げかけた。

【作・演出】柴 幸男(ままごと)
【出演】小山薫子(ままごと)、大石将弘(ままごと、ナイロン100℃)、端田新菜(ままごと、青年団)

◆日時 10月6日(土)15:00、10月7日(日)15:00
◆会場 万代島多目的広場(屋外広場)
◆入場無料

【ままごと】
日本の劇団。柴幸男の作品を上演する団体。
演劇を「ままごと」のようにより身近に。より豊かに。

ままごとのホームページはこちら

【柴 幸男】
劇作家・演出家。劇団「ままごと」主宰。「青年団」演出部、「急な坂スタジオ」レジデント・アーティスト。多摩美術大学美術学部専任講師、四国学院大学非常勤講師。
日本大学藝術学部在学中に第2回仙台劇のまち戯曲賞を受賞。2010年『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。
あいちトリエンナーレ2013や瀬戸内国際芸術祭2016に参加するなど、場所や形態を問わない演劇活動をおこなっている。

〈あらすじ〉
女の息子は死んだ。眠る女。その横で眠る夫。その間で眠っていた女の息子。目を覚ました女はいつものように息子の顔を撫でる。息子の呼吸は止まっている。それは女の息子が5ヶ月生きた次の朝。女の息子は理由なく死んだ。
それから半年後。女は目を覚ます。外はまだ暗い。ベビーベッドやバウンサーはまだ部屋にある。女は身支度をはじめる。いつから決めていたのだろう。今かもしれない。女は衣服を整え、メモを残して家を出る。「ちょっと出かけてきます」。
女は車を発進させる。久しぶりの車の運転。カーステレオのスイッチを入れる。ラジオ番組が聞こえる。音楽が流れ出す。ナビが目的地の入力を促す。目的地はない。
街を抜けて、車は高速道路を走る。郊外を過ぎ、山間へ。空は次第に明るくなる。女はサービスエリアで小休止をする。行先のないドライブ。女は売店でコーヒーを買う。すると女はイヌに話しかけられる。