• 2018.09.03 Mon
  • 芸術祭のみどころ・歩き方
  • 佐藤 知子

なぜ?水と土の芸術祭のサポーターを続けているのか?

水と土の芸術祭2018が、早いものでもう半分以上終わってしまった!!
終わるのがもったいなくてとても慌てている今日この頃です。
私が今できることは何だろうと、#かたろう水土に投稿します。今日、ラジオで今年初めて水と土の芸術祭に参加してみたという女性の投稿が読まれました。
どんなものかというと・・・
今まで水と土の芸術祭には否定的だったが、今年初めて参加してみて感動した。
特に月潟のアートプロジェクト(市民プロジェクト)が素晴らしく、アートの力で町興しができる可能性を感じたというもの。


・・・・やっとわかってくれたのね・・・こういう人がじわじわと周りにいるから、私はサポーターが辞められないのです。でもそのラジオの投稿で私が衝撃を感じたのが「3年に一度の水と土の芸術祭をこれからももっと楽しみたい」という言葉だ!この水と土の芸術祭が3年に一度定期的にやっていて、これからも続くと思っている人も少なくはないのです。

ここで、私の視点で今までのみずつちを振り返ってみます。

私が初めて水と土の芸術祭に参加したのは、2008年10月29日に行われた「 水と土の芸術祭(仮称)市民サポーターズ会議(仮称)キックオフミーティング 」なんです。

このややこしい、ネーミングを見てわかる人は当時の関係者の人たちだけであろう・・・

このころの私は、みずつちの理念など何も理解せず、ただ友人に誘われて何となく楽しそうだと思ってサポーターに登録しただけでした。

その後、 地域の魅力の発信 のイベント支援(後の市民プロジェクト)に応募したものの、みずつちの理念を全く理解してない私の企画が通るわけもなく落選!!


水と土の芸術祭 2009 事業報告書
http://www.mizu-tsuchi.jp/about/images/2009.pdf意気消沈したものの、せっかく税金を使って新潟市が政令都市になって初めての市全体のお祭りをするのだから、一市民としてなにか役に立ちたいと、サポーター活動を始めたのでした。いろんなサポーター活動をさせていただきましたが、2009年の公式なものにはサポーターが独自で行った活動は具体的には全く載っていません。

このとき私のまわりの水と土の芸術祭に関わったほとんどの人が、水と土の芸術祭は続けないと意味がないと思っていたし、水と土の芸術祭がきっかけできた人とのつながりを、芸術祭が終わることで無くしたくないと、閉幕が近づくにつれ思いが強くなりました。
そしてサポーターズのメンバーで閉幕後もできることを続けることにしたのです。


事務局のブログ
mizu-tsuchi-archive.jp/2009/blog/2010/01/131.htmlその結果、次回の水と土の芸術祭開催を目指すために、新たなサポーターズの組織を作り、独自に活動を始めたのです。2009年の時は、アートのことも作家さんのことも、みずつちの理念のこともよくわからないまま活動していましたが、翌年の2010年、個人的に北川フラムさんの「愚の講座」という講座を受けてみて(みずつち関係の人々が大勢いた)、自分の中の芸術祭に対する意識が変わりました。
ストンと腑に落ちた感じで、水と土の芸術祭でこの新潟市をどんどん良くできるって確信したのです。

その後、2012年の水と土の芸術祭開催に向けてサポーター活動を頑張ったので、2012年の開幕の時の嬉しさはひとしおでした。

その後、2015年、2018年と4回開催されてきましたが、3年ごとのトリエンナーレではなく、毎回終わってから、また始めるの繰り返しだったことが解ると、どれだけ次の会期が始まるまでにスケジュールが厳しいか想像できるのではないでしょうか?

実際今まで4回の水と土の芸術祭で、今日のラジオの投稿者のようにどれだけ多くの人々が影響を受けたか?
それは単なる来場者数や経済効果などでは見えてきません。

2009年の中学生アート会議で、清五郎八人衆の作品のアイデアのイラストを描いた女の子が私の隣にいました。
恥ずかしそうに小声で発表していたけど「この人たちがいたおかげで、今私たちが暮らしている場所があるので、そのことを多くの人に知ってもらいたい」としっかりと言っていた。
http://mizu-tsuchi-archive.jp/2009/blog/2009/08/post-290.html 2009年みずっちパラダイス
http://mizutsuchi.com/hachinin/


2018市民プロジェクト2012年の時、おもしろ半分制作所で、「31世紀こころの美術館in新潟」のインタビューに答えてくれた6歳の男の子は、3歳だった2009年の水と土の芸術祭でアートが好きになったとのことだ。
2015年の時もあちこちのワークショップで会いました。
今年のポスター撮影に誘ったら、お母さんからお年頃で恥ずかしがっててダメだとのこと、でも「覚えていてくれて嬉しかった、今年も頑張ってください」と伝えてほしいとのお返事をいただいた。ほんと成長を感じて、次に会う時が楽しみになった。2015年の時は、作品を回っている家族から作品の場所を尋ねられて答えたが、私の方が少し不安になった「以前に比べたら、近くに行けば必ずのぼりがあるからきっと大丈夫です」と・・・
私が「近くまで案内しましょうか?」というと「そっちのみずつち関係らしき人に聞きますよ、みずつちの人たちはいい人ばかりだから」という。
私が思わず「本当ですか?」と言ってしまったら「本当ですよ~」と手を振りながら笑顔で去っていくのです。
こんな嬉しいことがあるから、大変なこともたくさんあるけど、サポーターを続けているんだなぁと思ってます。

2018年の今年は、私も市民プロジェクトを企画しました。
亀田縞えぷろん隊プロジェクトです。
facebook.com/kamedashima.apron
亀田縞のエプロンをユニホームにして、水と土の芸術祭のおもてなし活動をしようというものです。

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亀田縞エプロン隊 ファッションショーの様子

私は、2009年の水と土の芸術祭で亀田縞を知りました。
私と同じように、亀田縞を知ることで、新潟の歴史を知るきっかけになってほしいとの思いは、亀田縞そのものの魅力が大きく作用し、興味をもってくれる人が予想よりも多いと実感しています。
今回のプロジェクトから知ることが出来て生まれた動きもあるし、水と土の芸術祭2018が閉幕しても、形を変化させながらでも亀田縞の魅力を伝える活動は続けていかないといけないなと思っているところです。

私は、来場者数や、経済効果などの数値で計るものさしだけで水と土の芸術祭を計れないと思っています。

もし、人の心の成長や、心の豊かさなどを客観的に計れる物差しがあったなら、どんな結果が出ているのだろうかと思います。

そんなことも思いはするけど、2012年から水と土の芸術祭の魅力にはまってしまった甥っ子、2015年から水と土の芸術祭の魅力にはまってしまったもう一人の甥っ子、そして芸術祭がきっかけで親子の絆が強くなった娘たちのために、そして多くのみずつちファンのに人々のために、名称ややり方の形は変わろうとも、これからも水と土の芸術祭の精神が引き継がれた芸術文化活動が続いてほしいと思うし、これからも喜んでくれる人がいる限り、私はきっとサポート活動はするんだろうなぁと思います。

残りあと一か月ちょっと!!
水と土の芸術祭をみんなで楽しみましょう!!

佐藤 知子
佐藤 知子
市民プロジェクト「亀田縞えぷろん隊プロジェクト」 みずつちサポーターズ http://mizutsuchi.com/

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